チェコ出身力士、隆の山の言葉です。

「185センチと長身ながら、太りにくい体質で、体重はピークでも110キロほど」。最近は、体重も100キロを割り、「関取としてもう相撲がとれない」と引退を決意したのです。
これから、日本人の妻、長女とともに、チェコで暮らすという彼は、「夢のために頑張れて楽しかった」と、涙をうかべながら土俵人生を振り返ったという。

夢をもつこと、夢のために頑張ることの素晴らしさを、強く再認識させてくれた言葉です。

(日本経済新聞、2014年7月25日夕刊より引用)





臨床心理士で明治大学教授、諸富祥彦(もろとみ・よしひこ)氏の言葉です。
「本気で生きるほど、実はあきらめも増えるものです。自分の思い通りにはいかないのが世の中だからです。人生には光もあれば、闇もある。希望もあれば、絶望もあるのです。灰色なのが人生です」と、語っています。
闇のない人生、絶望のない人生はない、といっても過言ではありません。原罪のようにつきまとう闇や絶望から私たちを救ってくれるもの、そのひとつが「あきらめる能力」ではないでしょうか。

                (スクラップ整理の続編です。2013年10月5日日本経済新聞夕刊より引用)






作家、山岡荘八氏が、著書「徳川家康」のなかで、語った言葉です。 
この言葉で、仏教の開祖、ブッダにまつわるエピソードを思い出しました。 ブッダは、弟子のアーナンダに、「このガンジス川の砂を指の爪にのせてみなさい」と、命じたのです。そして、このように続けました。
 「この世に生まれてきたこと。それも、人間として生まれてきたことは、この川のすべての砂から、おまえの爪に乗っている砂をみつけることより難しいのだよ。この奇跡に感謝し、この奇跡がおまえに訪れた意味をよくかみしめてみなさい(大意)」                         

                         (山岡荘八著「徳川家康、第19巻、太平胎動の巻」より引用)






精神科医、大野裕(おおの・ゆたか)氏の言葉です。

「頑張ってね」と、挨拶がわりのように言うことがあります。しかし、ときには、頑張らないほうがいいこともあります。まず、必要なのは、「何が大切なのか」を探りながら、進むべき道を明確にすることです。そのうえで、頑張るのであれば、「何のために頑張ってきたのだろう」と、あとあと、嘆くこともなくなるのではないでしょうか。

                 (NHKテレビ番組「クローズアップ現代」2014年4月17日放映より引用)







オリンピック金メダリスト、ラディア・コマネチ選手が、体操を習い始めるかどうかで悩み、相談したとき、母からかえってきた言葉です。
やりたいことなら、モチベーションが上がり、いい結果が期待できます。しかし、長い人生、やりたくないことをやらざるを得ない状況もあり得ます。このようなときは「どうすれば、もっと楽しくできるのか。どうすれば、やりたくなるのか」を探しながら、とにかく一歩進めてみるのがいいのではないでしょうか。
片づけや掃除のように、最初は面倒でも、やっているうちに、成果があがって、だんだん面倒でなくなり、逆にやりたくなってくることもあるのです。






脚本家、橋田寿賀子さんの言葉です。
「親は子どものことをもっと寛大に扱った方がよいのでは、と思うことがよくある。親の言うことを聞く「いい子」にならないとダメだという考えで本当によいのか。私は親に反対されながらも自分の好きな道に進んだが、結果的にそれがよかった」

親の思い通りにではなく、子どもが育ちたい、伸びたい方向に成長するよう支援してあげる。そんな親子であれば、親にも子どもにも、よりよい未来があるのではないでしょうか。

(日本経済新聞2014年5月14日夕刊より引用)




ベアリング大手、日本精工社長、大塚紀男氏の言葉です。
営業の最前線で仕事をしていた時代、「自分の言葉で話す」ようになったら成績が伸びた、と語っています。
自分の言葉と、自分の言葉ではないものと、どこがちがうのでしょうか。
たとえ、伝える内容が、組織や上司の指示であったとしても、自分が納得し、自分の意志、自分の考えとして語られるのであれば、「自分の言葉」です。
言わされているのか、言いたいことを言っているのか。ここが分かれ目のようです。
日本の政治家の言葉に説得力がない原因のひとつが、「自分の言葉」になっていない点ではないかと思えてなりません。
                                 (日本経済新聞2014年4月29日朝刊より引用) 









作家、伊集院静氏の言葉です。
「これまで付き合っていた友は、私に何かをしてくれと言うことはなく、損得を考えなかった。今は何でも代償を求めたがる人が多いなか、そうした友情を感じられるのは素晴らしいことではないか」と、語っています。
組織を辞めると、あなたを損得で考えていた人は、あなたから去っていきます。そのとき、友人と感じられる人こそ、真の友人です。
真の友人は、一生の宝です。あなたの周囲には、あなたを利用しているだけの人もいれば、真の友人としての資質を備えている人もいるはずです。仕事だけの付き合いなのか、一生の友としてふさわしい人なのか。ときには、このような視点で、人を見てみるのも必要なのかもしれません。

                                (日本経済新聞2014年4月23日夕刊より引用)





山岡荘八氏が著書「徳川家康」で、述べている言葉です。「秀吉は時々口に出して自分を褒めた。他人もよく褒めるが自分を褒めるのが秀吉の癖であった」

モチベーションをあげるのに、もっともいい手段が、褒め言葉です。
ある研修で、褒め言葉をできるだけ多く書いてみる試みがありました。30位までは、すらすら書けるのですが、あとが続きません。つまり、われわれ日本人は、褒め言葉を、あまり知らないのです。まずは、友人を、部下を、そして自分を、どのような言葉で褒めるのがいいのか、考えてみることから始めてはいかがでしょうか。

(山岡荘八著「徳川家康」講談社刊より引用)






火阪雅志氏が、小説「天下、家康伝」で、徳川家康の言葉として紹介しています。
「大儀なきところに人が集まることはない。(中略)行動を起こすには、何よりもまず大儀というものが必要」
この言葉に出合って、日本が取り入れてきた、欧米型の「成果主義賃金」を、思い浮かべました。
成果主義賃金になってから、チームワークがうまくいかなくなった。不平不満が多いなど、マイナスの声が聞こえてきます。なぜでしょうか。
ひとつは、成果をはかる尺度が必ずしも納得されていないこと。そして、もうひとつは、「利で釣られた集団はしょせん烏合の衆」に成り下がってしまうからではないでしょうか。

(2014年4月1日、日本経済新聞夕刊より引用)



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