2009年12月アーカイブ

 

逆境のどん底にあった矢沢永吉さんを励ました、妻の言葉です。

22歳で失業し、前妻と6畳一間のアパート暮し。家賃の滞納3ヶ月。その日の米を買う金もなかったとき、身重の妻が矢沢さんを、こう励ましたといいます。

「いつか認められるから、絶対投げ出しちゃダメ。もう一回やって、お願い」

人生にふりかかった悲運を、矢沢さんは次のように語っています。

「(被害額)35億円だから。ギブアップですよね。普通もう立ち上がれないじゃないですか」

友人と側近が引き起こした詐欺事件に巻き込まれ、抱え込んだ多額の借金。

「髪の毛抜けながら、過呼吸の手前ぐらいまで、精神的にそりゃあ、なるじゃないですか。はめたヤツが許せない」

矢沢さんは、この借金を完済した。

「あの事件のおかげで今の自分があると思います」

「幸せとは何ぞや。謎が解けたんですよ」

「俺には音楽がある。俺にはこれがあると思えることが幸せなんですよ」

 

                                (日本経済新聞、平成21年12月26日朝刊より引用)

 

 

 

 

 

 

知人のTさん(※注)からいただいたメールの言葉です。

Tさんはある大企業で営業マンとして活躍し、トップクラスの実績をあげてきました。

しかし、企業内部での地位が上がるにつれて、いままで知らなかった会社の汚れた部分が目につくようになったと言います。

Tさんは、じっとしていることができず、会社の悪しき慣習を改革するため動いたのですが、ことごとくつぶされてしまったのだそうです。

そして、「ほとんど犯罪とも言えるようなことに、この先も手を染めていくのか、それともきっぱり足を洗うのか」悩んだ末、今年でその会社をリタイアする決心をしたのだそうです。

その時、これからの人生をどのように生きるかについて考え、自分の行動の基本にしたいと思ったのがこの言葉でした。

「困っていたり、寂しい人のもとへ、飛んでいくべきだと思います」

まだ具体性のない理念だけの言葉ですが、ぜひ実現してほしいものです。

賢人達は言います。見返りを求めないまま、他人の幸せに貢献することこそ、もっとも貴く、また本人がもっとも充実し、満足できる行為なのだと。

Tさんにエールをおくりたいと思います。

 

                           (※注、ご本人のご希望により匿名とさせていただきました)

 

 

 

 

 

京都大学大学院客員教授、杉本八郎さんの言葉です。

杉本さんはエーザイ株式会社の研究員として、ほとんど不可能と思われていたアルツハイマー病の治療薬開発に成功しました。

1998年、薬のノーベル賞といわれるイギリスのガリアン賞特別賞を受賞しています。

杉本さんの言葉、もう少し長く紹介します。

「新薬開発に成功する確立は0.02%と言われています。若い頃、新薬を三つ開発したいと夢見ていましたが、とんでもない高望みだったことになります」

「「どうしても開発したい」という強い志と、時の利、人の和、「開発できるはずだ」という密かな自信、それと運が必要なのかな」

「創薬は道が開けたと思った途端、たたき落とされる厳しいものです。成功のこつは「成功するまでやめない」ことだと思います」

 

                            (朝日新聞、平成21年12月23日夕刊、24日夕刊より引用)

 

 

 

 

心理学者、加藤諦三さんの言葉です。

困難に立ち向かうのか、逃げるのか。重荷を背負って歩み続けるのか、避けてしまうのか。これが人生の別れ道であり、チャレンジしない人に成功は訪れない、とはよく耳にする賢人達の言葉です。

この辺の事情について、加藤さんは、著書「自分の受け入れ方」(PHP文庫)の中で、次のように語っています。

「今の障害は、あなたが幸せになるために通らなければならない道なのである。今、生きることに疲れて、何もする気にならなくなっていることも、最後に幸せになるためには、あなたが通らなければならない道なのである」

「あなたが苦悩を避ければ、あなたの人生は無意味になるしかない。生きることに疲れたあなたは、人生とはそういうものだと覚悟するときに来ているのである」

「アメリカの心理学者シーベリーが、「不幸を受け入れようとする気になると、なにをしたらいちばんいいかが突然見えてくる」といっている。そのとおりである。だから、生きることに疲れたあなたは、「自分の人生は辛い」と認めることである。これができれば先は明るい」

 

 

 

 

精神科医で牧師のアラン・マクギニスさんの言葉です。

人にラベルを貼るというのは、他人の性格や能力を固定的に決めつけることを指しています。

マクギニスさんは、同じことが自分自身の評価についても毎日起こりうると警鐘をならしているのです。

マクギニスさんの言葉、もう少し長く紹介します。

「一日のうちに何度も自分に間違ったラベルを貼りつける人がかなりいる」

「取り組む姿勢を変えることで、どんな情況も変えられるのだ」

「どんな人も努力しだいで前向き人間になれる」

「この世にくらしている積極人間たちに苦悩なしで人生を送ってきた人などめったにいないのである」

 

           (アラン・マクギニス著「今できることから始めよ!」稲盛和男訳、三笠書房刊より引用)

 

 

 

 

臨床心理家、橋本洋子さんの言葉です。

苦しいとき、苦しさに向きあうことなく、逃避や忘却の道を選べば選ぶほど、苦しみは消えない。逃げようとすればするほど、忘れようとすればするほど、過去の事実が解決すべき課題として強く心に残るから。

これは、多くの心理学者たちが指摘しているところです。

では、どうしたら苦しみを乗り越えられるのでしょうか。

その答えとして、橋本さんは次のように述べています。

「人は悲しみや苦しみのどん底にあっても、ほんとうにそれと向きあうことができるならば、必ず立ち上がることができると、私は信じています。そのとき、私たちは引きあげようとしたり、押しあげようとしたりせず、でも、そこから逃げることなく『そこにいる』ことが大切なのでは・・・・と思っています」

 

                         (河合隼雄著「人の心はどこまでわかるか」講談社刊より引用)

 

 

 

 

 

 

 

 

英国生まれの作家、ジェームス・アレンさんの言葉です。

心理学に「時間の構造化」という言葉があります。

時間をどのようにして有意義に過ごすのかを考え、計画したり行動したりすることです。

この計画や行動には、すべて目標があります。

まったく目標のない一日ほど、空虚なものはありません。

たとえば、「今日は何もしないで、休養しよう」というのも実は目標なのです。

この辺の事情も含めてアレンさんは、次のように述べています。

「まず、心にしっかりと目標を置くことが、達成に向かうスタートです。目標がどのようなものでも、心に目指すものがない人生ほど、つまらないものはありません」

「また、自分の力を眠らせたまま、人に依存して生きることほど、充実感を知らない人生はありません」

 

                   (ジェームス・アレン著「運命を変える心の習慣」ゴマブックス刊より引用)

 

 

 

 

心理学者デヴィッド・シーベリーさんの言葉です。

過ちを恐れるな、過ちのない人生などあり得ないなど、過ちを肯定する賢人の言葉は数多くあります。中でも、このデヴィッド・シーベリーさんの言葉は、キャッチコピーのごとく心に響きます。

シーベリーさんは、「避けたい過ち」として12の項目をあげています。その中から、4つ紹介いたします。

「行動を起こさない。勇気を持って先に進もうとまるでしない」

「最初のちょっとしたつまずきを、さも深刻なもののようにとって怖じ気づく」

「トラブルを克服するのではなく、トラブルそのものに焦点を置く」

「冒険の歓び--乗り越える冒険の歓びを知り損なう」

そして、さらに次のように続けているのです。

「過ちは、成功に不可欠です。何度も間違いを起こすことなしに、値打ちのあることを成し遂げたなどという人はいません。完璧な成功は完璧な愚か者の理想です」

 

          (デヴィッド・シーベリー著「自分に負けない生きかた」加藤諦三訳、三笠書房刊より引用)

 

 

 

 

 

 

 

 

心理学者でストレス・コンサルタント、リチャード・カールソンさんの言葉です。

カールソンさんは著書のなかで、「いい印象でなく、強烈な印象が大切」と題し、次のように述べています。

「自分の商品やサービスはもとより、「自分自身」を気に入ってもらうのではなく、「熱狂的にほめちぎってくれる」客層をつかめば頭角を現すことができる」

「この人とビジネスをしてみたい、一緒に時間を過ごしてみたい、助けてあげたいと相手に思わせ、さらにクライアント、同僚、競争相手にも高く評価され、それを他人に宣伝してもらうようになるのが望ましい」

「実行するのはとても簡単だ。誠実さと親切心を、自分の生活の最重要課題とすればいい」

「できるかぎり人を優先し、人の生活に心から関心を示し、人と過ごす「いまという瞬間」を尊重する」

 

           (リチャード・カールソン著、「お金のことでくよくよするな!」サンマーク出版刊より引用)

 

 

 

 

 

作家、重松清さんの言葉です。

考えてみれば当たり前のことですが、この当たり前のことを受け入れられなくて、いままで右往左往していたような気がします。

重松さんの言葉、もう少し長く紹介します。

「若いころは何でも解決したかった。しかしたいていは解決しないから、落ち込んだり、怒ったりすることになる。それなら無理に解決しようとせずに、やり過ごしていく道を探った方がいい」

「人間関係でも、世の中から嫌いなやつを消すことはできない。それなら、そいつとうまくやっていくしかない」

「生きていれば必ずいいことがあるとはいえないけれど、いいことがあるはずとの気持ちは大切にしたい」

 

                                (日本経済新聞、平成21年12月9日夕刊より引用)

 

 

 

 

 

横浜ベイスターズ元監督、権藤博さんの言葉です。

どんな職業でも、働いて対価をいただいていればプロと呼ばれるのです。

長くプロを続けていれば、成功や楽しいことだけが連続するなどあり得ないと分かります。

しかし、それでもなお「現役が花」と、権藤さんは主張しているのです。

権藤さんの言葉、もう少し長く紹介します。

「投手コーチとして渡り歩くなかで、肩やひじの悩みがない投手はまずいなかった。彼らに私は言った。「痛くなくなる方法を教えてやろうか。引退すればいいんだよ」」

「「引退」という言葉にまず投手たちはぎくっとし、現役として苦悩を味わえるうちが花なんだ、とわかり始める」

 

                                (日本経済新聞、平成21年12月2日夕刊より引用)

 

 

 

 

精神科医、斎藤茂太さんの言葉です。

解決不可能なことはそのまま受け入れ、解決可能なことに全力で立ち向かうことが大切とは、よく聞く言葉です。

斎藤茂太さんは、もっと具体的な解決策を提案してくれています。

「自分の力では解決不可能だというときに、まずやるべきことは、だれか人の助けを借りてみる」こと。

さらに、次のように続けています。

「どうしようもないことを、どうにかしようとがんばり続けるのは前進ではなく、それは停滞である。人生の途上で起こるさまざまな問題は、「前進すること」でしか解決できないのではないかと思うのだ」

「前に進んでゆけば、何かがある。途中で置き去りにしてきた問題を解決する手段が、前進していった先にあるかもしれないではないか。ただ確実にいえるのは、「そこにはない」ということである」

 

                 (「すべてを「投げ出したくなった」ら読む本」斎藤茂太著、新潮社刊より引用)

 

 

 

 

 

ユニクロで有名なファーストリテーリング会長兼社長、柳井正さんの言葉です。

フリースやヒートテックなど大ヒット商品を次々と発表し、業績を急拡大していることは、よく知られています。しかし、品質が不安定であったためのブランドイメージ低下など、多くの問題を克服してきた過程は、あまり知られていません。

成功するためには挑戦しなければならない。新しいことに挑戦すれば必ず失敗の山ができる。これを恐れていては何もできない。柳井さんはこのように公言してはばかりません。

柳井さんの言葉、もう少し長く紹介します。

「いつも悩んでいますよ。たぶん出来ないかもしれないけど、ひょっとしたら、これも出来るんじゃないかっていうことを考えて。まずは目標を決めて、それが出来る方法を考えていくことが、僕は一番大切なことだって思いますけど」

 

                                     (テレビ番組、「ルビコンの決断」より引用)

 

 

 

執筆者プロフィール

田村仁の著書

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