「もっと勉強をしたかった」

 

小説家、山崎豊子さんの言葉です。

山崎さんは、太平洋戦争中、学徒動員と呼ばれた強制労働のため、勉強はおろか外国の書籍すら満足に読めない学生時代を過ごしたのです。

「もし神様が一つ願いをかなえてくださるなら、私の青春を返して欲しいと伝えたい。そして、もっと勉強をしたかった」と、山崎さんは語っています。

それにひきかえ、われわれはどうでしょう。

他人のためにも、自分のためにもならないようなことに、多くの時間を浪費しているのが実情ではないでしょうか。

山崎さんは、さらに、次のように語っています。

「私には青春を奪った横暴な国家というものを許さん、という思いがしみこんでいます」

この思いこそが、『白い巨塔』、『華麗なる一族』、『不毛地帯』、『沈まぬ太陽』、『運命の人』と、権力批判の強い小説を書き続けた原動力に思えます。

85歳になられたいまも衰えない気迫と情熱に、山崎さんの強い信念を感じます。

 

                                  (朝日新聞、平成22年1月18日朝刊より引用)

 

 

 

 

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