2010年2月アーカイブ

 

バンクーバー五輪、女子フィギャースケート、カナダ代表、ジョアニー・ロシェット選手(24歳)の言葉です。

記者にこう語った数日後の2月21日、悲報が伝わりました。

ロシェット選手の母親が突然倒れ、バンクーバーの病院で急死したのです。享年55歳でした。娘の応援のため、夫とともにバンクーバー入りした直後のことです。

23日に行われたショートプログラムでは、演技終了後、涙にくれる彼女の表情が全世界にライブ配信されています。演技の結果は、自己最高得点で堂々の3位。

日本の女子3選手とともに、ロシェット選手の健闘を祈らずにはいられません。

ロシェット選手の言葉、もう少し長く紹介します。

「カナダのために頑張りたいとは思うが、責任感というほど強いものは感じていません」

「大切なのは私にできるすべてのことをするだけ。後はその日に何がおこるかです」

 

                                          (ロシェット選手の言葉は、毎日新聞インターネット配信ニュースより引用)

 

 

 

 

 

 

多臓器移植外科の権威、加藤友朗さんの言葉です。

加藤さんは、米国コロンビア大学で最先端の医療に携わり、執刀開始から30時間を越える難手術に挑戦してきました。

加藤さんの流儀は、どんなに難しい患者さんが来たとしても「NOから始めない」こと。いままで無理と思えるケースにも可能性を探り出すことで新しい道を見いだしてきたのです。

加藤さんの言葉、もう少し長く紹介します。

「助けるというのは人の命だけじゃないと思うんですよ。ひと一人の一生、それからその家族がいる。そういう状況下で、手術をするわけですから、できることはやらないと」

「周囲に期待されていること、そして、自分でやらなくてはならないこと、それがまんべんなくバラツキなくできること。それがプロではないでしょうか」

 

         (NHKテレビ番組、「プロフェッショナル・仕事の流儀、最後の希望・覚悟の手術」より引用)

 

 

 

住友スリーエム社長、ジェシー・シンさんの言葉です。

挑戦をリスクと考えるのは、失敗をおそれるからなのでしょう。しかし、人間が全く挑戦をしてこなかったとしたら、われわれは高度な文明の恵みを受けることができなかったはずです。企業であれば、衰退を待つだけのように思います。

シンさんの言葉、もう少し長く紹介します。

「元気を取り戻すため、新しい挑戦をすることにした。将来マラソンを走ること。以来、ジョギングはいつか42.195キロを走りきることを夢見て過ごす時間。新しい舞台のようにも感じている。最近思うのは、新しい挑戦のワクワク感が企業にも同じように必要ということだ」

「日本や欧米の先進国は過去60年間成功をおさめてきた。だが、過去を検証するだけで、次の60年間も同じように成功できる保証などない。新しい挑戦をしないのはリスクでさえある」

 

                               (日本経済新聞、平成22年2月22日夕刊より引用)

 

 

 

 

心理学者、加藤諦三さんの言葉です。

加藤さんの書籍は、繰り返して何度も読んだものが多いのですが、この言葉が書かれている「安らぎと焦りの心理」(大和出版刊)も、そのなかの一冊です。

以下、引用です。

「間違いは情緒の未成熟から起こる」

「親の望むコースを拒否して自分の望むコースを選択することは親を裏切ることではない。なぜ、そんな馬鹿げた解釈をしてしまうのかというと、親が子どものそのような行動を裏切りと感じてしまうからである。まず親のなかに深い依存への要求があるから、子どものそのような行動を裏切りと感じてしまう。同じく子どもの側に親への深い依存の要求があるから、親の解釈に影響されてしまう。要するに、親子そろって幼稚なのである」

「「誰も私を愛していない」「自分は見捨てられた存在だ」「誰も私のことをわかってくれない」等と思っている人は、もう一度本気になって自分の内部の依存心を反省してみることである。そのような人は、自分自身の幸福に対する責任を本気でとろうとしていないのではないだろうか」

 

 

 

 

 

趣味のある人は、逆境に強いと言われます。別の世界を持っているからです。

では、趣味のない人は、どうしたらいいのでしょう。

逆境だからこそ、楽しめることを楽しんで、心に栄養をあげる必要があるようです。

「おかしいから笑うのではない、笑うからおかしいのだ」という有名な言葉があります。

同じように、「楽しいからやるのではない、やるから楽しいのだ」と言えそうな気がします。

私の花王時代の先輩に、いまでも尊敬しているデザイナー出身の方がおりました。残念ながら、ごいっしょに仕事をしていた時期、苦労だけの連続のような何年間かがあったのです。

ところが、この方は、どのような逆境になっても、必ず何か楽しめることをみつけてくるのです。逆境をくぐり抜ける達人のような方でした。いまでは、懐かしい思い出です。

昨日、久しぶりに、ジャズのCDを、生演奏のような大音響で聞きました。

かなり気が滅入っていたのですが、不思議と心が軽くなったのです。私にとっては、やはり音楽が「楽しめること」のようです。

 

(スクラップ整理の続編です。タイトルの言葉、どなたのものなのか情報がありませんでした。知っている方がおられましたら、ぜひ投稿していただきたく、よろしくお願いいたします)

 

 

 

 

 

 

 

 

坂本龍馬の父、八平が、死の直前に残した言葉として、「龍馬伝」で紹介されています。

この言葉を聞いて、まず考えさせられるのは、最近このような教示が、ほとんどなくなってしまったことです。

この言葉は、懸命に生きろと言っているだけでなく、自分なりの力をぞんぶんに発揮して、悔いることのない人生をおくりなさい、との教えに聞こえます。

明治中期の平均寿命は43歳ほどだったというデータがあります。龍馬の時代、幕末も同じようなものだったのでしょう。

比べて、現在の平均寿命は、およそ82歳。いつまでもあるものは、大切にされない傾向があります。人生もそのひとつなのでしょうか。

ふと、学校で真面目に勉強している生徒ほど仲間外れになることも多い、という話を思い出しました。

真剣さ、ひたむきさが消えつつある社会の行く末には、危うさを感じます。

 

                       (NHKドラマ「龍馬伝」第7回、平成22年2月14日放映より引用)

 

 

 

 

 

 

 

 

イギリスの評論家、ウイリアム・ハズリットの言葉です。

困難が去ってしばらくすると、その困難を克服したことによって、いかに自分が磨かれ育てられたかが分かるものです。私にも、経験があります。

ときに不運は避け難いものですが、それを不幸の原因とみるか、偉大な教師だったとみるかは、われわれの判断です。

日本にも、古くから伝わる同じような格言があります。

艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)も、そのひとつです。

難しい局面から逃げずに、自分の力で克服すれば、あなたは立派な人間になれる、との教えです。

幸不幸に関連して、もうひとつ格言をご紹介します。

「いつまでも続く不幸というものはない。じっと我慢するか、勇気を出して追い払うかのいずれかである」

ノーベル文学賞を受賞したフランスの作家、ロマン・ロランの言葉です。

 

 

 

 

 

 

 

 

精神科医、アラン・マクギニスさんの著書「フレンドシップ」を読み返していて、であった言葉です。

ところで人はなぜ、ほんとうの自分を隠そうとするのでしょうか。

多くの場合、ほんとうの自分では、受け入れられないと考えるからです。

私も大いに経験があります。

しかし、自分を隠す行為は、逆の効果となって現れます。

以下、「フレンドシップ」からの引用です。

「われわれが仮面をつけるもっと深刻な理由は、拒否されるのを怖れる気持ちがあるからだ」

「けれども、あらゆる人間関係の渦中にある患者たちを観察した経験からわかるのは、自分をさらけだすと逆の効果があるということである。仮面をぬぐと、人は近づいてくるのだ」

「貧しい生い立ちを苦労して隠そうとする人がいるものだが、その点で正直なら、まわりの人は気を許し、もっと親密な関係になれるものである」

 

 

 

 

 

精神科医、斎藤茂太さんの言葉です。

失敗は成功のもと。成功するためには自分に投資しなければならない。リスクを避けてばかりいれば、チャンスが訪れるはずがない、など、この種の言葉はよく聞きます。なかでも、斎藤さんの文章は、とてもわかりやすく説得力があります。

以下、斎藤茂太著「気持ちの整理、不思議なくらい前向きになる94のヒント」三笠書房刊からの引用です。

「悩んでいる人間には、先が見えない。先が見えないから悩む。そこで、守りに入る。ところが、守りに入ると、ますます発展がなくなってくるものだ」

「リスクを避けるならチャンスもない。あなたの悩みも「リスクなしでチャンスがほしい」という勝手な願いが原因ではなかろうか」

「"いつまでもこの厳しい状況が続く"ような気がして必要以上に暗くなるのは、もうやめよう。苦しい状況は、いつか必ず終わる。いつか状況は変化する。それは信じていい」

 

 

 

 

 

米国の心理学者でストレス・コンサルタント、リチャード・カールソンさんの言葉です。

カールソンさんは、次のように語っています。

「不幸という感覚は、人生を否定的に考えたときに生じる。その思考がなければ不幸やストレスや嫉妬は成り立たない。否定的な感情に居場所を与えるのは、あなたの思考に他ならない」

タイトルは、その一例として上げられた言葉です。

この言葉、少し変化させてみましょう。

「絶望的なのは、あなたの思考であって、あなたの人生ではない」

「暗いのは、あなたの思考であって、あなたの人生ではない」

「夢がないのは、あなたの思考であって、あなたの人生ではない」

思考の中身を変化させれば、人生も変化させられそうな気がしてきませんか。

 

            (リチャード・カールソン著「小さいことにくよくよするな!」サンマーク出版刊より引用)

 

 

 

 

 

心理学者、河合隼雄さんの言葉です。

いまの親は子供の問題を、お金や物で解決しようとする。心で解決しなければならないのに。という言葉を聞いたことがあります。

安易に解決を求めると、結局は問題が残ってしまうことが多いものです。すると、さらに解決が困難になり、ますますストレスが大きくなる原因にもなりかねません。

河合さんの言葉、もう少し長く紹介します。

「野球の守備で併殺をしようと、ちらりと走者を見たばかりにエラーをしてしまうのとよく似ている。大事なのは、まず球を受け止めることなのだが、心は、結果としての併殺、あるいは観客の拍手の方に行ってしまうので、せっかくの努力もミスに終わってしまう。人生では、このようなミスをしていても気づかずに、努力しても報われないなどと嘆くことになる」

 

                                  (河合隼雄著「心の処方箋」新潮文庫より引用)

 

 

 

 

 

 

トリノ五輪フィギャースケートの金メダリスト荒川静香さんの言葉です。

「私は、自分にとって最高の演技が出来れば結果は伴わなくても意義を感じていたが、順位ばかりが論議される。その辺がどうも試合を好きになれないところだった」と荒川さんは語っています。

プロスポーツのアスリートとしては異色の言葉です。他人の採点より自分の納得性を重視できるのは、荒川さんに「自分という存在に対しての高い自己評価」があったからこそだと感じます。

しかし、実は、荒川さんのような方は、たいへん少ないのです。

多くの日本人は、低い自己評価、劣等意識に悩まされている。そして、その悩みの解消手段として、他人からの高い評価を必要としている、とはある心理学者の言葉です。

ところが、他人からの称賛で、低い自己評価が解消されるのは、ほんの一時です。一時的に忘れることはできても、心の底にある低い自己評価を根源的に解消することは困難なのです。

では、どのようにすればいいのでしょうか。

自分の心にある低い自己評価を認め、直視することから始める。というのが定説です。

タイトルの言葉で、荒川さんの、あの見事な演技の裏にある「高い自己評価」という真の宝物を教えていただいたような気がします。

 

                                (日本経済新聞、平成22年2月2日朝刊より引用)

 

 

 

 

 

 

米国の発明家、チャールズ・ケタリングさんの言葉です。

フランスの教育家、フランソワ・デュポアさんは、この言葉に関連して、次のように語っています。

自転車の乗り方をおぼえるとき、転倒をくり返して、そこから成功の糸口をつかむ。転倒という失敗は、この場合、乗り方をマスターするための練習に過ぎない。

実は、人生の諸問題もまったく同様なのだ。

「成功者と呼ばれる、いつも人生がいい方向に動く1%の人たちは、あなたの何十倍、何百倍もの失敗を重ねています」

「行動しない人は、自分の夢や幻想をそのまま温存したがる傾向があります」

「壁にぶちあたったとき、ここからどう脱出するか、どう乗り越えるか、経験を重ねるにつれて、僕には「ルールの単純さ」が見えてきました。うまくいく方法はとてもシンプルだったのです。それは、どんどん動いてみるということでした」

 

      (フランソワ・デュポア著「いつも、いい方向に人生が動く1%の人たち」青春出版社刊より引用)

 

 

 

 

 

 

執筆者プロフィール

田村仁の著書

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