米国の形成外科医、ケネス・サリアーさんの言葉です。
ウガンダのペテロ少年は、病気治療のためサリアーさんの病院を訪れました。頭蓋骨の成長不良のため頭が変形し、眼球が飛び出す難病、クルーゾン症候群と診断されたのです。
ペテロ少年は、友達から、「とんがり頭のぎょろ目、この怪物」などと言われ、ひどいいじめを受けていました。
治療に先立ってサリアー医師は、ペテロに話しかけたのです。
「ペテロ、君を馬鹿にした同級生のことを、どう思っている?」
「そりゃ、憎いよ。一人ずつ、殴ってやりたいよ」
「そうか。でも君をいじめた同級生を憎んではいけない。彼らを許すと約束してほしいんだ。彼らを許してあげない限り、君は幸せになれない。人を憎む気持ちは、病気よりその人を不幸にするんだ」
手術は成功し、ペテロ少年はウガンダに戻りました。
そして、サリヤー医師との、「男と男の約束」どおり、同級生に会うと、「みんなと会いたかったよ」ととびきりの笑顔を見せたのてす。
憎しみを消すことは、困難なように思えます。しかし、憎しみが続く限り、心に平和が訪れないことだけは確かです。さらに、復讐があらたな憎しみを生み、その憎しみがまたあらたな復讐を生む連鎖は、歴史が証明するところです。
(テレビ番組「ザ・ベストハウス123」より引用)

