「あのささやかな父との一日がいかに幸せに満ちた贈り物だったのか」

 

長崎県佐世保市、永田亜希子さんの言葉です。

この言葉にであって、昔読んだ書籍の一節を思い出しました。

「あと三日、健康に生きられたら私は何をするのだろう。早起きして、お洗濯して、新聞読んで、ちょっとだけテレビ見て、それから家の中を、きれいにきれいにお掃除したい。こんな平凡な日々が素晴らしかったことに、早く気づけばよかった。でも私には、もうこない」

うろ覚えの部分もありますが、著者が病床で書いた文章です。

平凡なものの大切さ、非凡なものの大切さ。このバランスは、なぜ崩れがちなのでしょうか。

ほんとうに大切なのは、たゆみない向上心とともに、ささやかな平穏を幸せに感じる心のように思えてくるのです。

永田さんの言葉、もう少し長く紹介します。

「父は早朝の散歩中に交通事故でこの世を去った。とても寒い冬の朝だった。埋めようのない喪失感の中、あのささやかな父との一日がいかに幸せに満ちた贈り物だったのかと思い至る。あの日、父にお守りを買ってあげようと思いながら、結局、私は忘れてしまった。そういう物を律儀に身につけてくれる父だった」

                    (朝日新聞、平成22年2月28日朝刊「幸せだった父との一日」より引用)

 

 

 

 

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コメント(1)

何気ない毎日を、どれだけ「大切に」すごせるかを考えさせられました。通常「ささやか」と思う事柄が、どれだけの「幸せ」を含んだものなのかを、考えさせられました。

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