2010年8月アーカイブ

 

「熱意は人に伝染する。だから、やる気のある人たちと接触する位置に人々を配置すれば、彼らにもやる気がおこる」

米国の著名な精神科医、アラン・マクギニスさんの言葉です。

彼の考えを私流に要約してみました。

「やる気がほしかったら、やる気のある人、いつも前向きな考えの人のそばに、出来るだけ近づく努力をすることだ。逆に、批判や愚痴ばかりを言う人の仲間になっていると、いつの間にか、そのような人間に似てくる」

自分よりやる気のある人、いつも前向きな考えの人は、近づきにくい雰囲気があるものです。しかし、やる気が欲しいのなら、そんなことを言っている場合ではないのです。マクギニスさんの言葉は、楽なことを選びがちな我々への警句なのかもしれません。

 

                   (アラン・L・マクギニス著「ベストを引き出す」日本実業出版社刊より引用)

 

 

 

 

米国26代大統領、セオドア・ルーズベルトの言葉です。

毎日行動していれば、すべて成功という訳にはいきません。人生に失敗はつきものです。では、できるだけ失敗しない人生の方がいいのでしょうか。

そうとばかりは言い切れないのです。

成功した人は、必ずと言っていいほど大きな挫折に遭遇し、挫折を乗り越えているのです。

もちろん、好んで失敗することはありません。しかし、大きな目標にチャレンジすればするほど、失敗も多くなる傾向があるのではないでしょうか。

「何回、失敗しても構わない。自分のやりたいこと、やるべきことにチャレンジしてほしい。君が成功するまで、いつまでも見守っているよ」

セオドア・ルーズベルトさんの言葉。私はこのように受け取りました。

 

 

 

 

 

 

 

元外務次官の野上義二(のがみよしじ)さんは、次のように語っています。

「(元首相の)小泉さんは独特の美学を持っている。くさいものにふたをするような外務省のやり方はおかしい、難しい問題を避けようとすれば解決しないぞ、とぼそっと言われたことがある」

この言葉のとおりだと思います。

同時に、一番難しいことのようにも思えます。なぜなら、長年続けてきた安易なやり方を、根本から変えなければならないからです。これは、一種の改革なのです。

しかし、難しい問題を避けた結果、解決しないまま長い年月が経過してしまえば、さらに解決困難になることが多いのです。

私自身にも思い当たることがあります。

一度勇気を持って乗り越えてしまえば、言葉では言いあらわせないほどの「すがすがしさ」が待っていることも、また事実です。

 

                                 (日本経済新聞2010年8月26日朝刊より引用)

 

 

 

 

 

 

 

タレント、綾小路きみまろ(あやのこうじ)さんの実父、假屋千尋(かりやちひろ)さんの言葉です。

千尋さんは、長男を生後8カ月で亡くし、さらに、妻を病気で失うという悲劇に見舞われました。

綾小路さんが九州から上京するとき、貧困ゆえに経済的な支援ができない状況のなかで、「いま我慢すれば、きっとよか日がくる」と励ましたのです。

「いま我慢すれば、きっとよか日がくる」

この言葉に託された希望が、生きるエネルギーを生み、この言葉を支える楽天的な考えに、心が癒される人も少なくないのだと思います。

米国には、オプティミスト(楽天家)クラブという団体があり、各地で精力的な活動を続けています。楽天的であるそのこと自体に価値を見いだしているのです。

綾小路きみまろさんは、父、千尋さんの言葉どおり、いまや大タレントとして活躍しています。

 

                                    (NHK番組「ファミリー・ストーリー」より引用)

 

 

 

 

 

神戸山手大学、村上幸史准教授の言葉です。

村上さんは、社会心理学の立場から運の側面について研究している方です。

ところで、自分は運が強いと信じて、成功した著名人は誰でしょうか。

歴史をひもとけば、徳川家康、織田信長、豊臣秀吉など、戦国武将の名がまず浮かびます。

家康も信長も秀吉も、自分の強運を信じて多くの戦いに勝利したと同時に、類まれな努力家としても知られています。

強運を信じるから努力できたのか、尋常でない努力の結果、強運を信じられたのか。どちらも正しいように思えます。

いずれにしても、努力なしに運だけを望んでも、無理があると言えるようです。

 

                            (web R25 2010年8月15日10時5分配信より引用) 

 

 

 

 

 

 

プロゴルファー、石川遼さんの言葉です。

石川選手は、今季最終戦の全米プロゴルフ選手権で、予選落ち。この不本意な結果で帰国したあと、次のように語ったのです。

「今季のメジャーでは結果を考えすぎた。自然にプレーしていた昨年の精神状態を取り戻し、素振りからやり直す。原点に戻る」

昨年の賞金王であり、最年少賞金王記録を大幅に塗り替えた石川選手。この素直さにして、この成績あり。天才はやはり、考え方から、ちがうようです。

 

                        (デイリースポーツ、2010年8月16日15時23分配信より引用)

 

 

 

 

 

 

「もっと素直に生きてみないか」(加藤諦三著、三笠書房刊)を再読して、であった言葉です。

いつも他人に勝ちたいと思っている人は、すでに自分に負けている。つまり、心の貧しさが、ウサギと競争したくなる原因である。

加藤さんの考え方です。実感として伝わってきます。

加藤さんの言葉、もう少し長く紹介します。

「あせっている人の生き方には無理がある」

「もし大変なことがおきるなら大変なことがおきて、それがきっかけとなって生き方を変えるのが最もよい」

「あせりを解決するためには、自分に適した仕事や環境を見つけることである。そんな仕事はない。とあせっている人は言うかもしれない。おそらくそんなふうなことはあるまい。そんな仕事や環境がないのではなく、そのようなところに行くのを自分の自尊心が妨げているのではないか」

  

 

 

 

 

精神科医で心理学者だった斎藤茂太さんの言葉です。

斎藤さんは、著書「気持ちの整理(三笠書房刊)」で、次のように述べています。

「「あのとき、ああしていれば......」「あそこで、あれさえなかったならばこうなっていたかもしれないのに」そんなふうに過去のことをいつまでも悔やんでいる人がいる。しかし、そんな人にかぎって、はたからみていたら充分、幸せな人生に見えるものである」

では、そんなふうに悩みがちな人は、どうしたらいいのか。斎藤茂太さんは、この答も用意してくれています。

「自分の選ばなかったもうひとつの可能性ばかり見ていても、何にもならない。過去は変わらない。その過去の上に現在を積み重ねて、未来を変えていくしかないのである」

この言葉にであって、私の気持ちも、少しは整理できたような気がしています。

 

 

  

 

 

やまと競艇学校の入学から卒業までを追ったテレビ番組、「ザ・ノンフィクション」で、であった言葉です。

「やればできる」と信じていても、必ずしも、できるとは限りません。

しかし、困難なことほど、「できる」と信じなければ結果が出ないのも、うなずけるところです。

では、どうすれば、「やればできる」と信じられるのでしょうか。

情熱とじゅうぶんなトレーニングなど周到な準備である、と番組は伝えています。

応募者約1700名、入学者40名という難関のなか、18名が中途退学し、2010年3月に卒業式をむかえられたのは女子3名を含む22名でした。

 

 

 

 

 

生活意識調査で分かった高校生たちの言葉です。

「困難があっても挑戦したい」は、中国。「デカイことに挑戦したい」は、米国。「大きな組織で力を発揮したい」は、韓国の高校生。

そして、日本の高校生の言葉は、「暮らしていける収入があれば、のんびり暮らしたい」でした。

育児とは、親が死んでも、子どもが社会の荒波を乗り越えられるようにトレーニングすることだと思っていました。

が、どうやら日本だけは、この私の理論があてはまらなくなってきたようです。

 

             (テレビ番組、2010年8月5日放映「ルビコンの戦い・元OLが企業買収」より引用)

 

 

 

 

 

朝日新聞に投稿された、東京都町田市、安田千春さん(54歳)の言葉です。

高年齢になればなるほど、過去のことばかり話す傾向がある、と聞いたことがあります。

しかし、私の先輩たちのなかには、70歳を過ぎても、未来のことを盛んに話す方がいます。その方たちの話を聞くのは、実に爽快で楽しいものです。

夢を実現させる努力とおなじように大切なのが、何歳になっても夢を探し、夢を語りつづける姿勢なのではないでしょうか。

安田さんの「夢のかけら」との表現は、「大きな夢でなければならないということはありません。たとえ、ささやかでもいいから夢を持ちつづけたいものです」との主張だと感じます。 

 

                         (朝日新聞2010年7月27日朝刊、コラム「ひととき」より引用)

 

 

 

 

 

凸版印刷会長の足立直樹さんが、入社に際して父親から諭された言葉です。

考えてみると、人は誰かの世話にならなければ成長できません。われわれすべての人間は、この意味で、無償の「投資」の結果この世に存在しているのです。

日本人であれば、例外なく9年間の学校教育が義務づけられています。国が子どもたちに「投資」しているのです。

家族や社会の「投資」で成長させてもらったあとは、自分が自分に「投資」する必要があるのです。

思いだしてみると、私にもひとつ、投資したといえるものがあります。英会話です。50歳を過ぎて、外資系企業に再就職できたのも、この投資のリターンだったのかもしれません。

「独身時代には貯金をするな。自分に投資しろ」

まことに含蓄ある言葉です。

 

                                 (日本経済新聞2010年7月28日夕刊より引用)

 

 

 

執筆者プロフィール

田村仁の著書

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