日立製作所会長、川村隆(かわむら・たかし)さんの言葉です。
川村さんが「次期社長候補に指名」されたのは、日立本体ではなくグループ会社の会長で、69歳のとき。そろそろ会社を離れようと考えている頃のことだったという。
リーマン・ショックで赤字に転落した日立の社長就任という、火中の栗を拾う決意をしたのは、「最終決定者になることこそが人生の醍醐味である」と考えたから。
社長就任の翌年には、黒字化のメドがたち、「今期の業績はここ20年くらいの最高レベルに届きそう」だという。
ひるがえって考えてみると、人生の最終決定者は、われわれ自身です。何を決定するにしても、権限も責任も常に、最終決定者であるわれわれにあることを、再認識させられる言葉ではないでしょうか。
(日本経済新聞、2011年2月21日夕刊より引用)

