2011年2月アーカイブ

 

日立製作所会長、川村隆(かわむら・たかし)さんの言葉です。

川村さんが「次期社長候補に指名」されたのは、日立本体ではなくグループ会社の会長で、69歳のとき。そろそろ会社を離れようと考えている頃のことだったという。

リーマン・ショックで赤字に転落した日立の社長就任という、火中の栗を拾う決意をしたのは、「最終決定者になることこそが人生の醍醐味である」と考えたから。

社長就任の翌年には、黒字化のメドがたち、「今期の業績はここ20年くらいの最高レベルに届きそう」だという。

ひるがえって考えてみると、人生の最終決定者は、われわれ自身です。何を決定するにしても、権限も責任も常に、最終決定者であるわれわれにあることを、再認識させられる言葉ではないでしょうか。

 

                                (日本経済新聞、2011年2月21日夕刊より引用)

 

 

 

 

 

 

 

 

作曲家、都倉俊一(とくら・しゅんいち)さんが、制作中の歌のタイトルです。

都倉さんが語っているように、米国には国をたたえる「ゴッド・ブレス・アメリカ」があります。

1938年、アーヴィング・バーリンによって作詞作曲され、米国民に広く親しまれている歌です。

同時多発テロの追悼式で歌われたとき、都倉さんは、「日本にも心のよりどころになる歌があるのか」と考え、「日本に生まれてよかった」という題名の着想に至った、と語っています。

「日本に生まれてよかった」と、誰もが思える日本にするのは、他ならぬ、われわれ日本人なのだと思いつつ、きっと素晴らしい曲が完成するに違いない、と大いに期待しています。

 

                                 (日本経済新聞、2011年2月21日夕刊より引用)

 

 

 

 

中国の新聞社とニュース配信契約を結んでいる「サーチナ」から引用した言葉です。

サーチナは、さらに、清華大学、劉江永教授の話として、次のように伝えています。

「日本のインフラや住宅は今後20~30年で再投資の時期が到来」するので、「復活の可能性は十分ある」。

また、復活の条件として、次の2つの面の進展をあげています。

「中国をはじめとするアジア地区との経済協力」、「自由貿易協定」。

韓国のように、どん底経済から、早々と復活した国もあります。

海外から次々と発信されつつある、日本経済への楽観的な見通しに、踊らされることなく、また、悲観的になることもなく、「学んで、すぐ実行する」地道な努力が大切なのかもしれません。

 

 

 

 

シンガポールの有力紙、「ストレーツ・タイムズ」のコラムに掲載された言葉です(2月17日付)。

「音楽でも経済でも日本がこの先見限られることはないと思い知らせた」理由を次のように報道しています。

「GDPの順位だけで国の全体像は語れない」

「世界の音楽界最高の栄誉とされるグラミー賞を日本人4人が同時受賞した」

「勤勉さや仕事への誇り、秩序感覚など数字では表せない日本の国民性」が、「世界レベルの成果」を生む。

昨年度のGDP(国内総生産)速報値が発表され、「中国に抜かれることが確定」してから、海外発の「日本経済は復活する」との論調が目立っています。

「楽観的になれば、うまくいく」との心理学者の言葉もあります。

ここは、これらの論調を素直に受取って、楽観的に努力するのがいいのではないでしょうか。

 

                                    (読売新聞2011年2月19日配信より引用)

 

 

 

 

 

 

 

 

靴デザイナーのオルガ・ベルルッティさんが、おじのトレッロさんから教えられた言葉です。

オルガさんは、1895年に創業されたパリの高級靴店「ベルルッティ」の4代目当主。靴の色彩に変革をもたらし、色の魔術師と呼ばれています。

オルガさんの言葉を紹介いたします。

「1960年代当時、靴には禁断の色とされていたグリーン、グレー、イエローなど様々な色合いを絵の具のように重ねる技法「バティーヌ」を開発したのです」

「当初、社内でも反発がありましたが、今では世界中で受け入れられています」

「人と同じことをしてはいけない」で思いだすのは、独創性を貫いて、世界的なブランドをつくり上げた本田宗一郎さんや、ソニー創業者の井深大さん、盛田昭夫さんです。逆に、「コンセンサス(意見の一致)と継続性」を重視し過ぎる社会は進化できないのではないか、との懸念を強く感じます。

 

                                 (日本経済新聞2011年1月14日朝刊より引用)

 

 

 

 

 

 

 

イギリスの元首相、ウインストン・チャーチルの言葉です。

情熱を失わない限り、成功への道は開けている、と解釈できます。

では、どのようにすれば、情熱を失わずにいられるのでしょうか。

チャーチルの残した名言を、もう一つ紹介します。

「楽天的な人は、困難な中にチャンスを見つける。悲観的な人は、チャンスの中に困難を見る」

いかに困難でも、チャンスはある。チャンスがないと思うのは、あなたが悲観的に考え過ぎるからだ、との名言です。

 

 

 

 

59歳で司法試験に合格した神山昌子(かみやま・まさこ)さんの言葉です。

「苦労した時に、前にも経験したことがあって、そのときには大丈夫だったから、今回も大丈夫だって思える。だから、もうちょっと頑張ってみようって思えるから。苦労は避けない方がいいかもしれない」と語っています。

司法試験挑戦23回目で合格し、弁護士になったときは61歳。「レジ、保険の外交員、宅配。さまざまな仕事をし、育児家事、母の介護以外はすべて勉強に費やした」、「でも、圧倒的に時間が足りず、若い友人が先を越していく」

「逆にすべての時間を勉強に費やせていたら、数回の失敗で私には無理とすっぱりあきらめていたと思う」

と語る神山さん。

弁護士が少ない土地で役に立ちたいと、北海道で活躍している。

 

      (NHKテレビ番組ドラクロア2011年2月14日放映、東京新聞2008年3月5日朝刊より引用)

 

 

 

 

ブリキのおもちゃ博物館長、北原照久(きたはら・てるひさ)さんが、母親に諭された言葉です。

北原さんは、次のように語っています。

「体育だけは得意だったけれど、それ以外の科目は通信簿の5段階評価ですべて「1」だった」、「中学校でも、授業をさぼってケンカしたり映画館や遊園地で一日中ぶらぶらしたり、そんな荒れた生活をしていて、とうとう退学処分に」

その時、「さすがに怒るだうと思ったら、母は「人生やり直しはできないけれど、出直しはできる」と言うだけ」

このひと言で、一念発起した北原さんは、「ビリで入った高校」の卒業時には、総代を務めるまでになったのです。

本人が「直さなければならない」、と思っていることを批判するのではなく、信頼し応援する言葉をかけてあげれば、人は大きく変わることができるように思えます。

 

                                 (2011年2月8日、日本経済新聞夕刊より引用)

 

 

 

 

 

 

昭和大学病院に併設された院内学級「さいかち学級」の教師、副島賢和(そえじま・まさかず)さんの言葉です。

「話せば家族が心配するから、(子供たちは)自分の気持ちを抑えているんです」「大事なことは不安を抑えず、口に出すこと。思っていることを素直に話すこと」

と、副島さんは語っています。

難病を抱えた子供ほど、また、入院が長い子供ほど、自分を責める傾向があるといいます。

重い病気に苦しめられている子供たちが、自分の親にも心を閉ざし、病気でごめんなさい、と感じているのに対して、副島さんは、「がまんしなくていい。がんばらなくていい」とのメッセージを発信し続けているのです。

 

              (NHKテレビ番組「プロフェッショナル・私の流儀」2011年1月24日放映より引用)

 

 

 

 

やきとり店「トリのすけ」を展開するティーネット社長、片山優二(かたやま・ゆうじ)さんの言葉です。

いい点だけを見て、ほめてあげれば、人は必ず伸びる。とは、よく聞く言葉です。しかし、子育ても社員教育も、過干渉と減点主義が横行しているようにも思えます。

ところが、社長みずから、この育成法を実践し、大成功しているチェーンがあります。「トリのすけ」です。

「やる気のある者は、雇われ店長になるのではなく、自分の店を持つべきだ」と、主張しているのが片山社長なのです。

その結果、オーナーになった社員が34人も誕生しました。しかも、独立したときの平均年齢、26歳。

「若い子ががんばってくれると、お店も活気づくし、ぼくら年取っても負けていられないというパワーをもらうから、ずいぶんと力になる」と、片山さんは語っています。

 

                       (テレビ番組、「ガイアの夜明け」2011年1月25日放映より引用)

 

 

 

執筆者プロフィール

田村仁の著書

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