2011年7月アーカイブ

 

毎日新聞、専門編集委員、西川恵(にしかわ・めぐみ)さんの言葉です。

「振り返るべき過去をもたない子供は未来にしか目を向けない。その真っさらな精神は強じんな適応力を示す」と述べています。

こんな話を聞いたことがあります。

「過去より現在、現在より未来を語る人ほど前向きだ」

確かに、子供には、未来しかない。しかし、過去を背負いつつ、未来に目を向けることは、何歳になっても可能なのだ。

考えてみると、行政や企業トップの使命は、よりよい未来像を具体的に語りつづけ、スピーディに実現させることにあるのではないだろうか。現実とのギャップが、気がかりだ。

 

                                    (毎日新聞2011年7月22日朝刊より引用)

 

 

 

 

 

 

翻訳家、小谷敬子(おだに・けいこ)さんの言葉です。

「落ち込んで弱気になっているときほど、周りの人の心遣いが身にしみ、ありがたく思える」、「そんなとき「ありがとう」を連発しながら思うことは、ひょっとしたら「落ち込み」が存在するのは、感謝の必要性と大切さを教えるためではないか?」、「「気が滅入るなあ」と言うときの私とあなた、ひょっとしたら感謝が足りないのかもしれません。今日も誰かにもう一度、「ありがとう」と言ってみましょう。」

小谷さん、ありがとう。

何だか少し、心が晴々してきました。

 

                 (リチャード・カールソン著「楽天主義セラピー」春秋社刊、あとがき、より引用)

 

 

 

 

 

なでしこジャパン、安藤梢(あんどう・こずえ)選手の言葉です。

「ひたむき」とは、なんと美しい響きを持った、清々しい言葉なのでしょうか。

われわれの周辺には、確かに大きな課題があります。大震災、原発事故、少子高齢化、国の膨大な借金、格差社会、そして、電力不足。

しかし、ひるがえって考えてみると、恵まれている環境も、少なくないのです。治安、識字率、平均寿命、勤勉さ、技術力、貯蓄率など、世界に類を見ない恵みに囲まれて生活しているとも考えられるのです。これらの恵みをいかして、いまここにある大きな課題を「ひたむき」に解決できないものかと、ふと、そんなことを思っていました。

 

                        (安藤選手の言葉は、毎日新聞2011年7月19日朝刊より引用)

 

 

 

 

 

 

川澄奈穂美(かわすみ・なほみ)選手が、小学校時代に所属していたクラブチーム代表、加藤貞行さんの言葉です。川澄選手は、2011FIFA女子ワールドカップ準決勝で2得点をあげ、一躍シンデレラガールになりました。

「普通の小学生では考えられない位、サッカー、サッカーに明け暮れていた。その位、熱心。それが裏付けじゃないでしょうかね。長年、積み重ねてきた自信が裏付けにある」

いよいよアメリカとの決勝戦。

「あきらめない」なでしこジャパンの意気込みを、ぜひ、また見せてほしいものです。

がんばれ、日本!

がんばれ、なでしこジャパン!

 

                                   (2011年7月14日、NHKニュースより引用)

 

 

 

 

 

 

希望新聞取材班、中村美奈子さんの記事から引用しました。

「震災から3月以上たったが、「自分に何ができるのか、ずっと考えていました」と、生活用品などの提供を申し出る人は絶えない」そうです。

「自分にできることを精一杯する」、「自分に何ができるか、じっくり考える」のは、とても大切です。と同時に、われわれは、その気になりさえすれば、大きな力が出せるのだと、ボランティアの方々の活動が教えてくれているようにも思います。

東日本大震災が気づかせてくれたのは、とても大切なことを忘れかけていた、われわれの怠慢ではなかったのかとも、思えてきました。

 

                                    (毎日新聞、2011年7月1日朝刊より引用)

 

 

 

 

作家、柳美里(ゆう・みり)さんの言葉、第二弾です。

「たいせつなものは、失いかけたときにはじめて、いかに失ってはならないものだったかということを思い知らされるのだ。自分の子や親や伴侶(はんりょ)に愛情を抱いているとしても、日々失ってはならないと意識しながら生きているわけではない。ほんとうはすべてのひとの命が日々失われているというのに、そのことに鈍感になっている。いや、鈍感にならなければ生きていけないのだ。」

この柳さんの言葉に出合って、われわれは日々、敏感であることに価値を置きすぎているのではないか、と感じます。

つい先日、私の友人が語った話を思い出しました。

「どっちかって言うと、規律正しい生活より、ホームレスの方のようにアバウトな生活がいいな」。あながち、冗談ではなかったのかもしれない、と思いなおしています。

 

                                          (柳美里著「命」小学館刊より引用)

 

 

 

 

 

心理学者、河合隼雄(かわい・はやお)さんの言葉です。

「人生の中で何を最も大切にするかをよく考えるべきだ。(中略)優先順位をつけて、生き方を選択し、何が人生の目標なのかを決めて動き始めれば、行き詰まり感は消えていくはずだ」

「本当に大事なことを見つければ、それが新しい鉱脈につながる。(中略)鉱脈にぶつかれば、思いがけない力が出て、目が輝き出す」

「やりたいことがない」と言って、はばからない若者が少なくないと聞きます。そんな方には、河合さんの書籍をお勧めします。かつて私も読みあさった経験があります。何度も繰り返し読んだ本が、いまでも書架に並んでいます。

 

                   (スクラップ整理の続編です。日本経済新聞2002年1月5日夕刊より引用)

 

 

 

 

自然科学研究機構・生理学研究所の定藤規弘教授らのグループがつきとめた、研究成果です。

褒められた際の脳の動きを初めてとらえたとして、発表しています。

「喜怒哀楽をつかさどる部分よりも、食べ物やお金をもらったときに反応する中心部の血流が活発になった」としており、「褒められることを脳が「報酬」として受け止めていることを示す」と結論づけています。

金銭的なものと違って、褒め言葉としての報酬は、コミュニケーションを緊密にする働きもありそうです。親から子へ、先生から生徒へ、上司から部下へのコミュニケーションとして、もっと「褒め言葉」を投げかければ、良い変化が起こるような気がしてきませんか。

褒める原則は、「直後に褒める、具体的に褒める、真剣に褒める」の3点だそうです。

 

                 (スクラップ整理の続編です。日本経済新聞2011年4月24日朝刊より引用)

 

 

 

 

作家、柳美里(ゆう・みり)さんの言葉です。

心理学者たちは、次のように語っています。自分自身を、心の深層で肯定できるかどうかが、人間の幸不幸を左右する最大のポイントである。

「人間ひとついいところがあれば、それでいいのだ」とは、何と素晴らしい言葉でしょう。いいところがひとつもない人間など、どこにもいないのですから。

子供を認知してもらえるかどうかのトラブルの最中、心に浮かんだ文章として、小説の中で紹介されています。

深く心にのこる言葉です。

 

                                          (柳美里著「命」小学館刊より引用)

 

 

 

 

 

 

フリーダイビング日本記録保持者、平井美鈴(ひらい・みすず)さんの言葉です。

平井さんは、22歳の時、地下鉄サリン事件で被害を受けました。その翌年、卵巣に大きな腫瘍が見つかったのです。「あと少しでも発見が遅れたら死んでいた」と医師から言われたそうです。

回復したあと、「今まで、なんて気楽に生きていたんだろうと。やりたいことは先にとっておかず、できるうちにやっておこうと思い始めた」のです。

その後、キャンプのインストラクターになり、フリーダイビング世界選手権団体優勝のメンバーにまでなったのです。

3月11日の大震災が、次のような警告を発しているように思えてきます。

「いままでのやり方、生き方でいいのか、じっくり考えなさい。生き残れた人達が立ち上がって、このピンチをチャンスに変えなさい」

 

                                   (毎日新聞、2011年6月29日朝刊より引用)

 

 

 

 

 

 

「失敗学」の創始者、畑村洋太郎(はたむら・ようたろう)東京大学名誉教授の言葉です。

「人は聞きたくないものは聞こえにくいし、見たくないものは見えなくなるもの。失敗を隠すことで起こるのは次の失敗、より大きなマイナスの成果でしかない」と、語っています。

忠告してくれる人がいるのは、とても有り難いことなのです。

しかし、「聞きたくないものは聞こえない」状態の人に、何を忠告しても無意味ですし、そもそも忠告してくれるような有り難い人は、離れていってしまうのではないでしょうか。

言いにくいことを言ってくれる人こそ、大切にしなければならないのだと、つくづく思います。

 

                 (スクラップ整理の続編です。読売新聞、2011年、5月29日朝刊より引用)

 

 

 

執筆者プロフィール

田村仁の著書

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