2011年11月アーカイブ

 

実業家でインテリア・デザイナー、チェリー・ヘンリクス夫人の言葉です。

また、英国の銀行家、ジョン・ラボックさんは、次のように語っています。

「重要なのは、すべての子供に学校教育をあたえることより、すべての子供に学ぶ意欲をあたえること」

このふたつの言葉に共通するのは、「いかにしてやる気を起こすか」を考えよ、との指摘です。

私が文章教室で、いちばん大切にしているのも、「どうしたら研修生が書くことを好きになってくれるか」です。好きになってくれさえすれば、やる気がでます。内なる意欲を引き出す努力は必ずや報われる、と信じています。

 

                     (アラン・マクギニス著「ベストを引き出す」日本実業出版社刊より引用)

 

 

 

 

 

小説家、加賀乙彦(かが・おとひこ)さんの言葉です。

「人間が生きていくうえで最も大切なものは何か。そう問われたらあなたは何と答えるでしょうか。私なら希望と答えます。希望さえあれば、どんなにつらい状況であってもなんとか歩き続けていける」

「夢も希望ももてないと嘆いていてもさらに気持ちが沈んでいくだけです」

「社会がよくなることや誰かが希望を与えてくれるのを待つのではなく、自分から積極的に見つけようとしたほうがいい」

無償でボランティア活動をする人の目的は、ただひとつ。困っている人の役に立ちたいとの希望をかなえること。だとしたら、誰でも、いますぐ希望の種をつかむことができる。ふと、そんな考えが頭をよぎりました。

 

                             (加賀乙彦著「不幸な国の幸福論」集英社新書より引用)

 

 

 

 

 

作家、野口嘉則(のぐち・よしのり)さんが、著書「3つの真実」(ビジネス社刊)のなかで紹介している言葉です。

当たり前だと思っていることに不具合が起こると、いままで当たり前だと思っていたことが、いかに大切であったか思い知らされます。

しかし、なぜわれわれは、このような大切なことへの感謝を忘れているのでしょうか。

人生への態度が、ごう慢だからではないでしょうか。

ふと、釈迦が弟子アーナンダを諭した言葉を思い出しました。

「人間として、この世に生まれてきたこと自体が奇跡なのだ」

 

 

 

 

 

 

作家、五木寛之さんの言葉です。

「人は人のために生きてこそ人」との言葉を以前、ご紹介しました。(本年10月14日のブログ)

遊びも、集まりも、人のためにならないのであれば、楽しみのあとに飛来するものは「空しさであり、孤独である」のでしょう。

砂地で動かなくなった車を、見知らぬ人達の助けで、なんとか動かすことができたエピソードのあと、五木さんは次ように語っています。

「遊べば遊ぶほど空しく、集まれば集まるほど孤独になるというのが現代だ、という気がする。そんな時代に孤独から抜け出る道は、こういった共同の行為にしかあるまい。他になにがあるだろう」

 

                                 (五木寛之著「風に吹かれて」角川文庫より引用)

 

 

 

 

 

作家、井上ひさしさんの言葉です。

「人間が生きていくためには、世界がどんなふうにできているかという世界観と、世界がそんな風にできているならこう生きようという処世訓が必要だ」

この世界観と処世訓を、いまの子供たちは、どのようにして学ぶのでしょう。

家庭でも学校でも、学ぶことがないまま、社会人になってしまうのではないでしょうか。

社会人として生きていくすべを、社会人になってから学ぶのだとしたら、公道で自動車を運転しながら運転技術を学ぶのに近い危うさを感じます。

 

                                (日本経済新聞2011年11月12日朝刊より引用)

 

 

 

 

毎日新聞主筆、岸井成格(きしい・しげただ)さんの言葉です。

「豊かさ、便利さの追求が人間の幸せになるとみんな信じてやってきた。ところが、(大震災で)自然は一瞬にして生命も財産も生活もすべてを奪ってしまいました」

「これだけの尊い犠牲を踏まえて、何か変わらなければいけないとしたら、ごう慢さとライフスタイルだと思います」

「どんどん豊かに、便利になり、大都市化していく。その一方でストレスを抱え込み、病んでいる。どこかおかしいじゃないですか」

われわれは、ほんとうに大切なものを、大切にしてこなかったのではないか。ほんとうに大切なものとは何か、じっくり考え抜く必要がある。

岸田さんの文章の行間から、このようなメッセージが読み取れるように思えます。

 

                   (スクラップ整理の続編です。毎日新聞2011年6月28日朝刊より引用)

 

 

 

 

 

 

 

 

認知療法の権威で精神科医、大野裕(おおの・ゆたか)さんの言葉です。

「多くの人はその人自身のことで手いっぱいだ。だからといってがっかりすることはない」

「自分のことを気遣ってくれる人はいるものだ。つらいときほど、そうした人のことがよく見える。私はそれが嬉しかったし、力にもなった」

「つらいことがあってよかったと考えられるようになるまでには、時間がかかるだろう」

自分自身をふり返ってみれば、大野さんの言葉が理解できます。

自分がいちばん気にしているのは、他人ではなく、自分自身ではないでしょうか。

 

                  (スクラップ整理の続編です。日本経済新聞2002年1月8日発売より引用)

 

 

 

 

 

経団連元会長、土光敏夫(どこう・としお)さん(1988年逝去)の言葉です。

「要は生活をムダなくやればいいわけで、豪邸に住んで派手な生活をするような人は、あまり信用できない」

日頃からこう語っていた土光さんのあざなは、「怒号さん」。

「増税より無駄を徹底的に洗い直せ」、「議員定数を減らせ」と政治家に向かって怒号し、「ヨーロッパの先進国をみたまえ、活力が失われ、袋小路に入っている。日本もまさにその方向をたどっている」と述べていました。

まるで、現在の日本、現在の世界情勢について「怒号」しているように思えます。

 

                     (出町譲著「清貧と復興 土光敏夫100の言葉」文藝春秋刊より引用)

 

 

 

 

失敗学の権威、東京大学大学院教授、畑村洋太郎(はたむら・ようたろう)さんの言葉、第三弾です。

「未知の世界に突入したときなど、失敗は当たり前のように私たちの目の前に姿を現わします。むしろ、うまくいく方がまれなのだというのが、現実です」

「失敗は、一時的に私たちの心を苦しめますが、実は発展のための大きな示唆をつねにあたえてくれます」

うまくいかなかったことを悩むのではなく、そのエネルギーを、これからの発展につなげる努力こそ大切である、とのメッセージなのです。

 

 

                                                                    (畑村洋太郎著「失敗学のすすめ」講談社刊より引用)

 

 

 

 

 

米国の経営コンサルタント、マーク・マチニックさんの言葉です。

「たとえば、仕事に励むことと家族と一緒に過ごすことはどちらも大切だが、そのふたつが重なり合ったときはどちらを優先するか考えなければならない。その答えが見つかれば、一方を犠牲にする決定をくだしても、後悔しながら人生を振り返ることはない」

時間を無駄に過ごしても、それほど気にならないのは、自分の時間が永遠に続くと錯覚しているからではないでしょうか。

しかし、考えてみると、永遠どころか明日の時間さえ、完全に保証されているわけではないのです。

 

                                (マーク・マチニック著「後悔しない生き方」より引用)

 

 

 

 

執筆者プロフィール

田村仁の著書

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