映画評論家、秦早穂子(はた・さほこ)さんの言葉です。
「私たちは国にだまされてきた世代です。3・11後の政府の対応を見て、戦時(太平洋戦争)中の感覚がよみがえりました。だから自分の目で見ない限り、すべては信じない」
激しい言葉です。でも、そのとおりだと感じます。
戦時中も現在も、国民をだます側の共通点は何なのか、考えてみました。共通するのは、全員が、税金で生活している集団だということです。
直近の20年で考えると、不況、就職難、円高、国の財政悪化、デフレ、少子化など、すべての課題を解決する糸口がみえません。
政治家や官僚たちが、無能なのか、それとも、自分たちのことしか考えていないのか、と疑いたくなります。これでは、国民が、そして、現場で頑張っている公務員たちが、あまりに可哀相です。
(日本経済新聞2012年1月27日夕刊より引用)

