2012年7月アーカイブ

 

松下幸之助(まつした・こうのすけ)さんの名言です。

われわれは、ともすると、過去を嘆くわりには、せっかくの資源や才能を活かしきれていない傾向が、確かにあります。

ただ、「ないものを有とする」努力が必要な場合もある、と考えました。たとえば、情報の透明性です。

原発事故、大津市のいじめ事件。これら重大事故、事件の原因のひとつは、情報の隠蔽にあるのではないでしょうか。「わが校には、こんなにいじめがあります」と報告した学校は、むしろほめるべきだ、との意見もあるほどです。

江戸時代から現代にいたるまで、ことなかれ主義が是正されず、時だけが過ぎてきたように思えます。

 

 

 

 

心理学者、加藤諦三(かとう・たいぞう)さんは、次のように語っています。

『「ずるさは弱さに敏感である」とある人がいっていたが、それは、ずるい人間が弱い人間であるからであろう。同質のものには敏感なのである。自分にもある弱点であるがゆえに、相手の弱点はすぐに見ぬける』

マスコミで「いじめ」が取り上げられています。

いじめた生徒たちは、なぜ、いじめという卑劣な行動をし続けたのか。ずるくて弱い人間だったことが原因だとしたら、なぜ、そのような人間になってしまったのか?

生まれつきとは、思えません。だとすれば、彼らは、加害者である同時に、家庭や学校など、環境の被害者でもあった、と言えるような気がしてなりません。

 

                                 (加藤諦三著「自分を嫌うな」三笠書房刊より引用)

 

 

 

 

ECstudio代表、山本敏行(やまもと・としゆき)さんの言葉です。

「怒られてやる気が出るなんて、ウソです」、「怒らないことによるメリットのほうが大きいのです」、「怒られないために頑張るようなモチベーションは長続きしません」。

では、なぜ人は怒るのでしょうか?

相手を思いどおりに操作しようとするからです。

幼い子供の場合は、とりわけ深刻です。

いつも親に怒られるのは、自分に欠陥があるからだと判断する傾向があります。これが、低い自己評価や、自己無価値感につながり、一生、心を支配することもあります。

権力を持つ人ほど、「決して怒らない」姿勢が大切です。怒るのは、自分の心が未成熟だと考える必要がありそうです。

 

  (山本敏行著「日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方」ソフトバンククリエイティブ刊)

 

 

 

 

見城徹(けんじょう・とおる)さんの言葉、第三弾です。

お中元やお歳暮を贈らないことではなく、贈る必要がない行動を、日頃しているかどうかが問われています。

「誠意を尽くす」と、言葉で言うのは簡単です。しかし、実行には、多大な熱意が必要です。たとえ、多大な熱意が、何らかの形であなたに返ってこなかったとしても、それでよし、と思えれば、あなたの行為は、すでに結実しているのです。 

見城徹藤田晋、共著「人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない」講談社刊より引用)

 

 

 

 

小学校教師、菊池省三(きくち・しょうぞう)さんの考えです。

学級崩壊のクラスを、何度も建て直した実績が評価され、見学にくる教師が絶えないといいます。

日本では、ほとんど実施されていないディベート(討論)やスピーチなど、生徒ひとりひとりの心の柱をつくる授業を実践しています。

その真骨頂は「ほめ言葉シャワー」。生徒を教壇の前に立たせ、生徒の「いい点」を、他の生徒に発言させるのです。

これらの授業で、子供たちは、より行動的になり、自信をつけていきます。

「自己評価」を国際的に比較すると、主要先進国のなかで日本人がもっとも低い、との調査結果が報告されています。菊池先生の取り組みは、もっと注目されていいのではないかと、強く感じます。

 

                    (NHKテレビ番組「プロフェッショナル」平成24年7月16日放映より引用)

 

 

 

 

見城徹(けんじょう・とおる)さんの言葉、第二弾です。

「やりたいことを全部してから死ねば、満足だろう。しかし、そんな人間はいるわけがない。何一つ悔いのない人生など、あり得ない」

完璧を目指せば、悔いが残ります。完璧などあり得ないからです。

昨年、亡くなった私の義父は、「精一杯生きたから、もうこれでじゅうぶんだ」と言い続けていました。

高みを目指してチャレンジし続ける人生。平凡な中に満足を見いだす人生。どちらが、より幸福なのでしょうか。

 

見城徹藤田晋、共著「人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない」講談社刊より引用)

 

 

 

 

 

 

内閣官房教育再生会議の担当室室長だった義家弘介(よしいえ ひろゆき)さんの言葉です。

教育は聖職、と考えられていた時代がありました。明治の政治家を育てた吉田松陰をはじめ、多くの教育者や思想家は、無給で学問を教えていたのです。

それが、いまでは、一般のビジネスマンと同じ労働者になってしまったと、義家さんは嘆いています。

教師は校長に、校長は教育委員会に色目を使って、保身を図る構造が、実在しているようです。この現実を、毎日見せつけられている生徒たちは、どのような思いでいるのでしょうか。

「学校は子供の心を育てるところ」との言葉があります。せめて、子供の心を壊すところにならないことを祈るばかりです。

 

                           (2012年7月16日、日本テレビ系列ニュース番組より引用)

 

 

 

 

 

 

 

越後長岡藩の家老、河井継之助(かわい・つぎのすけ)の言葉です。

「事をなそうとすれば一面の害をおそれてはならぬ」、「何者かに害をあたえる勇気のない者に善事ができるわけがない」、「変えようというのは薬物のごとく一面の毒を含んでいる」

150年前に語られたこれらの言葉が、いま、輝きを増しているように感じられます。

都合よく進めようとして、結局は泥沼化させてしまった普天間問題。原発、議員定数、国の財政、社会保障問題。さらには痛ましい中学2年生の自殺とその後の経過。

これらに共通するのは、関係者が、「一面の害」をおそれるあまり、真正面から取り組もうとせず、保身に終始している実情です。果たして、日本は、どこに向かっているのでしょうか。

 

                                        (司馬遼太郎著「峠」新潮社刊より引用)

 

 

 

 

幻冬社社長、見城徹(けんじょう・とおる)さんの言葉です。

「現状に妥協して、心地よい毎日を重ねていくことは、何もしないのと同じである。流されて日々を過ごすことは、何より人を堕落させる」

見城さんのこれらの言葉で、私は、次のような連想をしました。

「流されて日々を過ごすことは、何より国を堕落させる」

失われた20年を、失われた30年、40年にさせないため何が必要なのか、考えさせられる言葉です。

 

見城徹藤田晋、共著「人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない」講談社刊より引用)

 

 

 

 

俳優、竹脇無我(たけわき・むが)さんの言葉です。

「僕は、うつ病になってよかった。現在、うつ病のまっただ中にいる人にとっては、無神経な言葉に聞こえるに違いないだろう。しかし、それでも心の底からそう思う。八年間の闘病で地獄を見た分、いまの穏やかな日々の価値がわかる。人にもやさしくなれるから」

竹脇さんの著書、プロローグから引用しました。

何事もない日常を、退屈な日々と思うのか、価値ある穏やかな日々と思うのか、考えさせられる言葉でした。

 

                  (竹脇無我著「壮絶な生還、うつ病になってよかった」マキノ出版刊から引用)

 

 

 

執筆者プロフィール

田村仁の著書

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