2012年12月アーカイブ

 

サッカー指導者、佐々木則夫(ささき・のりお)さんの言葉です。

この言葉を練習で実践し、なでしこジャパンを、ワールドカップ優勝に導きました。

「間違いを認めない組織は、永遠に間違い続ける」との言葉があります。失敗を失敗と認めなければ、また同じ失敗を繰り返す恐れが高まるのです。

私企業であれば、いずれ淘汰され消えていきます。しかし、競争や淘汰のない組織が「非を認めない体質」なら大問題です。先日、NHKの報道番組で、「いじめ」問題が取り上げられていました。教育の現場で、指導的な立場にある人々が公然と「非を非と認めない」実態を知って、多くの視聴者が啞然(あぜん)としたのではないでしょうか。

失敗した人を排除する減点社会から、失敗を許し成功を共に喜ぶ加点社会への転換こそ、日本の望ましい未来像だと考えます。

 

                  (テレビ番組「報道ステーション・サンデイ」2012年12月23日放映より引用)

 

 

 

 

整理整頓のことではありません。

成功体験を捨てる勇気のこと。ロイヤルホスト社長、矢崎精二(やざき・せいじ)さんの言葉です。

ロイヤルホスト表参道店は当初、「カレー家族」と名付けられました。数カ月後、店名を「スパイスプラス」に変え、内装もインド風から、落ち着いたデザインに変えたのです。結果、女性がひとりでも入りやすい店になり、売上も向上しました。

「変える力がないと長続きしない」と矢崎さんは述べています。

企業だけではなく、個人も国も同じではないでしょうか。失われた20年を、取り戻すことができるのかどうか。「捨てる勇気」、そして、「変える力」にかかっているのではないか、と思えます。

 

                   (テレビ報道番組「ワールド・ビジネス・サテライト」12月21日放映より引用)

 

 

 

 

広島大、入戸野宏(にっとの・ひろし)准教授のチームが研究し、米国科学誌の電子版に掲載された成果です。

自宅に、動物のぬいぐるみや写真を飾る人は少なくないと思います。ただ、仕事の場にはちょっと、と考える人も多いのではないでしょうか。しかし、作業効率が上がるとなれば話は別です。大いに利用したら、いかがでしょうか。

欧米では、愛する家族の写真を堂々とデスクに置いているのをよくみかけます。作業効率向上に、役立っているのかも知れませんね。

 

                                 (日本経済新聞、2012年9月28日夕刊より引用) 

 

 

 

 

人材紹介業、リブセンス社長、村上太一(むらかみ・たいち)さんの言葉です。

リブセンスが運営する人材紹介サイト「ジョブセンス」では、求人側と求職側に「幸せ」を提供しています。

就職が決まるまで人材募集広告が無料。決まったら、求職者に、お祝い金が支給されます。

採用する側は無駄な経費が削減できて幸せ、求職者は就職できたうえ、お祝い金がもらえて幸せ。

「人を幸せにすることによって感じる幸せを最大化していきたい」と語る村上社長は、史上最年少で東証一部上場を果たしました。

IT起業のビジネスモデルは、ほとんど、欧米の模倣です。その中にあって、独自の路線を貫くリブセンスがどこまで成長するのか楽しみです。

 

                         (テレビ番組「カンブリア宮殿」2012年12月13日放映より引用)

 

 

 

 

 

作家、宮本輝(みやもと・てる)さんの言葉です。

「たんたんと続けるしかない。(中略)あらゆるものが同じ原理であることを知った」と、小説のなかで述べています。

事を成そうとするのであれば、たんたんと継続できる人が、勝ち残るのだと思います。たんたんとした単調さをいかに楽しめるか、あるいは、いかに耐えられるのかが分かれ目になります。

しかし、よほどの情熱や高い志がない限り、たんたんとした単調さに耐えることは困難です。だとしたら、どのようにしたら楽しめるか、を考えるのが成功の近道なのかもしれません。

 

                                    (宮本輝著「青が散る」文藝春秋刊より引用)

 

 

 

 

住職、塩沼 亮潤 (しおぬま・りょうじゅん)さんの言葉です。

「人生というものは、あなたの思い通りにならないようにセッティングされています。それをどう克服するのかが、試合の内容です。試合の相手を誰だと問えば、それはあなたです」

塩沼住職が言われるとおり、人生は思い通りにならないことの連続です。しかし、思い通りにならないのが人生だと真から悟れば、解決や妥協の道が見えてきます。そうなれば人生楽なものです。なかなかそうならない所に、人生の味があるのかもしれません。

 

                        (塩沼 亮潤著「人生生涯小僧のこころ 」 致知出版社刊より引用)

 

 

 

 

MIT(マサチューセッツ・工科大学)メディア・ラボ創設者、ネグロボンテ博士の言葉です。

「いままで積み上げてきたものは全部すてて、新しいものに挑戦してください」、「世界を大きく変えるには、少しずつカイゼンしていく発想ではなく、(中略)大胆な発想の転換が必用」、「何度も失敗せよ」と、過激な発言を繰り返しています。

この過激さこそ、いままでに数十名のノーベル賞受賞者を排出した原動力なのかもしれません。

順調なときではなく、逆境のときこそ、本当の人間性があらわれます。ピンチのときは動揺し、チャレンジをやめてしまうのが普通です。一度きりの人生、「ピンチのときこそ攻めの姿勢」に挑戦してみませんか。

 

 

 

 

 

ノーベル賞の授賞式に参加するため、ストックホルムを訪れた、山中伸弥(やまなか・しんや)教授が述べた言葉です。

iPS細胞の発見に至る過程は、予想外の連続でした。

予想外の結果から、何を学び、何を目指すのかで、研究成果も人生も変わってくるのだと思います。ピンチをチャンスに変えるのも、予想外の結果を大きな成果につなげるのも、すべては熱意と創意次第のように思えます。

 

                                  (日本経済新聞2012年12月7日朝刊より引用)

 

 

 

 

話し方研究所、福田健(ふくだ・たけし)会長の言葉です。

相続でのもめごとに関連して、次のようにアドバイスしています。

「どうしたらいい?」「言いたいことはあるけど、あなたも言ってみて」など、先に相手に話させる方が率直な気持ちを引き出しやすい。「言い分が正しいかどうかではなく、相手の気持ちをまず受け止めて」と、語っています。

「なるほど、そう考えているんだ」と、まず、相手の気持ちを受け入れたうえで、「私はちがう意見なんだけど」と語り始めれば、相手も話を聞きやすくなります。欧米人は、この辺のやりとりが、とても上手です。学生時代から、ディベート(討論)の教育を受けているからでしょうか。

教育制度を変えると主張する政党があります。ぜひ、社会で役立つ教育をしてほしいものです。

 

                                (日本経済新聞2012年11月27日朝刊より引用)

 

 

 

 

建設業界で慣習的に使用されている言葉のようです。

1959年に、日本最初の高速道路が建設されて50年以上が経過しています。道路だけではなく、トンネル、橋、上下水道など、生活に欠かせないインフラの保全に、どの程度の予算が投じられているのか、不安になります。

この言葉にであって、私は、「外観ではなく、中身を充実させろ」との警句だと感じました。

衆議院選挙に向けて、演説合戦が繰り広げられています。耳障りのいい言葉で飾るのではなく、苦くても実現すべき、そして実現できる政策を語っているのは、どの政党でしょうか。

 

 

 

 

富士ゼロックス、教育部部長、丸山孝幸さんが、新卒採用関連のインタビューで語った言葉です。

なぜやらないんだ、との上司の質問に、「どのようにやったらいいのか聞いていませんので」と、平然と答える若者が少なくないと聞きます。自ら考えられない、行動できない社員の典型です。なぜ、できないのでしょうか。

私は、教育と社会のニーズ(必要性)のミスマッチが原因だと思っています。

親や教師に従わないと叱責される教育が、長年に渡って浸透しています。個性重視、異論重視の教育に変えない限り、丸山さんの求める人材は少数派にとどまる、と考えます。

自ら考え行動する人間が増えないかぎり日本は成長しない、と危惧します。

 

                      (テレビ番組「ワールド・ビジネスサテライト」12月5日放映より引用)

 

 

 

 

作家、司馬遼太郎((しば・りょうたろう)さんの言葉です。

幕末の雄、坂本龍馬の発案で、薩摩と長州が連合し、大政奉還そして倒幕に至った背景を、次のように語っています。

「大政奉還という奇手が可能だったのも、彼が新政府に官職を求めることをせず、いわば無私になることができたからだ」

坂本龍馬のすごさは、なし遂げたことにあるだけではなく、志の高さと実行力、そして、無私の心にあったと言えます。

総選挙の投票が近づいています。

無私の発言と、官職を求めたいがための政治家の発言を、今回こそ、われわれは見分ける必用があります。

 

                             (司馬遼太郎著「この国のかたち」文藝春秋刊より引用)

 

 

 

 

11月30日、日本記者クラブで行われた政党討論会で、石原慎太郎さんが述べた言葉です。

石原さんは、92歳になる戦争未亡人の方の和歌を引用して、国政を批判しました。和歌をご紹介します。

かくばかりみにくき国になりたれば 捧げしひとのただに惜しまる

(大意 → こんな醜い国になってしまうのであれば、日本ために捧げた夫の命が、ただただ惜しくてならない)

私の父は太平洋戦争で戦死しました。戦争未亡人になった母もすでに故人です。過日、母の遺骨の一部を、いまも父が眠っているフィリピン、ルソン島、ビナツボ山に散骨しました。

この和歌が胸に迫ります。

 

 

 

執筆者プロフィール

田村仁の著書

振り回されないメール術
振り回されないメール術「メールに時間がかかりすぎる」苦境を脱するには、要所を押えた文章が必須!
頭がいい人、悪い人の
ビジネスメール
絶妙な文章の技術その1行にあなたの知性が現れる。
ダメなメールを賢いメールに簡単に修正する方法!
送信ボタンを押す前に!
頭がいい人の「すごいひと言」
絶妙な文章の技術仕事も人間関係もみ~んなうまくいく知的「会話術」の本。
絶妙な文章の技術
絶妙な文章の技術文章が下手な人ほどうまくなる
たった1行で!売る
たった1行で!売る 思わず買ってしまう 商品 「キャッチフレーズ」の極意思わず買ってしまう
「商品キャッチフレーズ」極意
ズバッと!短文で!語る技術
ズバッと!短文で!語る技術デキル人ほど、言葉はシンプル
長い話はバカでもできる
売れるキャッチコピーの法則
一瞬で!心をつかむ 売れるキャッチコピーの法則豊富な事例でマスターする
実践コピーライティングの技術