曹洞宗住職、桝野俊明(ますの・しゅんみょう)さんの言葉、第二弾です。
「あるべきことをこなすことで精一杯の毎日。そんな毎日にどっぷり漬かっていると、知らず知らずのうちに、本当の自分の姿や、本当の幸福が見えなくなってしまいます」
「何も考えない時間。それこそが精神生活の第一歩でもあるのです」
日本の高度成長を支えたのが,「あくなき効率の追求」です。しかし、「効率的な人生」と書くと、味気なさを感じます。実りある人生のためには、立ち止まって何もしない時間をもつことも、また大切なのです。
(桝野俊明著「禅、シンプル生活のすすめ」三笠書房刊より引用)