今日の言葉の最近のブログ記事

 

第10回『iのあるメール大賞』グランプリ、宇野邦久さんの投稿です。

「震災の後、やっと連絡がとれた漁師をしている知人からのメール、無事と知り、ほっとしました」とのエピソードも公開されています。

メールタイトルは、「Re生きてるぜ」。

本文を紹介します。

「家流された。船流された。でも、生きる意欲までは流されていない!家族は、皆無事だから。」

胸を打つ、そして、大きな勇気をもらえるメールです。

 

 

 

 

映画プロデューサー、鈴木敏夫(すずき・としお)さんの言葉です。

「生きていく上で窮地に立たされることってあるじゃないですか。そういうとき、この言葉って、役立つよね」

どうにかなることを、どうにかしないことは、単なる怠慢なのかもしれません。同時に、どうにもならないことを、どうにもならないこととして、自然に受け入れることができれば、人生の風景が変わってくるように思えます。

 

                     (NHK「プロフェッショナル、人生の流儀」2012年2月10日放映より引用)

 

 

 

 

 

 

登山家、栗城史多(くりき・のぶかず)さんの言葉です。

今年春、4度目となる、エベレスト無酸素単独登頂に挑戦します。

栗城さんは、このように語っているように思えます。

「失敗しても、夢を持ちつづけることが大切。われわれの命は、いつか終焉のときがやってくる。だからこそ、成功の可能性が少しでもあるのなら、生ある間、夢を追いつづけることが大切なのだ」

 

                                  (日本経済新聞2012年1月24日朝刊より引用)

 

 

 

 

 

小説家、吉村昭(よしむら・あきら)さんが、作品のなかで、登場人物に語らせている言葉です。

「愚痴を言いたければ、言うがいい。しかし、いくら愚痴を言ってみても、なんの益もないことがわかります。所詮(しょせん)叶わぬ身であるとさとれば、そこから生きる力のようなものが湧いてくるものです」。

「変えられない過去は断ち切り、明日を見すえて、いまを生きなさい」との教えでしょうか。

 

                                          (吉村昭著「漂流」新潮文庫より引用)

 

 

 

 

 

機械部品メーカーの太陽パーツ社長、城岡陽志(ひろおか・きよし)さんの経営方針です。

「みんながチャレンジする社風」を作るために、大失敗賞(副賞1万円)なるものを社員に贈呈することでも有名です。

いまの若い社員は、「自分でやって失敗する経験が少ない」との危機感から生まれたというこの方針、安心して失敗できるからこそ、チャレンジ精神がはぐくまれるのだと感じます。

失敗したらやり直しがきかないと言われる日本に、そのまま取り入れたい制度ではないでしょうか。

 

 

 

 

ハードロック工業社長、若林克彦(わかばやし・かつひこ)さんの言葉です。

若林さんは、農家の方が種をまくとき腰をかがめる姿勢をとるため、腰痛になると聞き、「種まき機」を考案しました。小学校5年生のときです。

これが農家の人々に喜ばれたのをきっかけに、『「アイデアは人を幸せにする」と知りました』と語っています。その後、アイデア開発を続け、いまでは、「絶対にゆるまないハードロックナット」で、世界№1の市場占有率を誇っています。

考えてみれば、われわれが文明を享受できているのも、すべて先人のアイデアのおかげです。

アイデアは「他人とちがう考え」から生まれます。

われわれ日本人が、他人とちがう意見や発言をもっと尊重し、傾聴するように変化できれば、ふたたび進化、成長できるのではないかと、ふと考えました。

 

                                   (日本経済新聞2012年1月31日夕刊より引用)

 

 

 

 

 

冒険家、堀江健一(ほりえ・けんいち)さんの言葉です。

世界で初めて、小型ヨットで太平洋を単独横断したのが堀江さんです。

「チャレンジするのは楽しいし、いろいろな世界が開けてくる。チャレンジなくして、新たな道が開けることはない」

「困難を打ち破るのも、文化をつくるのも、すべてチャレンジ。チャレンジこそ、人であることの特権」

このように語る堀江さんは、2005年、2度目の単独無寄港世界一周を成功させました。このとき、66歳。

 

 

 

 

映画評論家、秦早穂子(はた・さほこ)さんの言葉です。

「私たちは国にだまされてきた世代です。3・11後の政府の対応を見て、戦時(太平洋戦争)中の感覚がよみがえりました。だから自分の目で見ない限り、すべては信じない」

激しい言葉です。でも、そのとおりだと感じます。

戦時中も現在も、国民をだます側の共通点は何なのか、考えてみました。共通するのは、全員が、税金で生活している集団だということです。

直近の20年で考えると、不況、就職難、円高、国の財政悪化、デフレ、少子化など、すべての課題を解決する糸口がみえません。

政治家や官僚たちが、無能なのか、それとも、自分たちのことしか考えていないのか、と疑いたくなります。これでは、国民が、そして、現場で頑張っている公務員たちが、あまりに可哀相です。

 

                                  (日本経済新聞2012年1月27日夕刊より引用)

 

 

 

 

 

 

曹洞宗の元師家会会長、余語翠巌(よご・すいがん)さんが、紹介している言葉です。

「もっと根源のもの、いのちというものがあるのです。仕事をしておるから、いのちが働く。仕事をとってしまったらボケてしまうかもしれませんが、ボケならボケの人生がある」

「一心寮というところの和田重正先生をおたずねした時に、ここでは何もしていませんと言っておられました。ただ、飯を食って畑している。それだけで人間の顔がほぐれてくる。つっぱったような顔つきだった者が、ひと月もすると自然にほぐれてくると言っておられました」

仏教書を読んでいると、異次元の世界を感じます。たまには、日常性から離れてみるのも、いいものです。

 

                 (余語翠巌著「放てば手にみてり『正法眼蔵』弁道話講和」知湧社刊より引用)

 

 

 

 

詩人で画家、須永博士さんの著作「絶望より立つ」の表紙を飾る言葉です。

「人との勝ち負けにこだわっているうちは、まだ未熟。いちばん自分の思いどおりにならないのが自分自身だと気づくと、人に勝つことより大切なことが分かってくる。格差だの不公平だのと騒ぐ前にやるべきことがありますよ」

そんな声が聞こえてくるようです。

 

                                   (須永博士著「絶望より立つ」七賢出版刊より引用)

 

 

 

執筆者プロフィール

田村仁の著書

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